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木喰仏

切り絵 de 仏像ー2017新春2-

木喰 如意輪観世音菩薩 木喰 如意輪観世音菩薩 木喰 子安観音菩薩 木喰 十王と邪鬼 木喰 十王と奪衣婆

閑唱さんの地(地図)

閑唱さんの地(4) 八幡院の十王堂と鐘楼門

須後観音堂は八幡院の十王堂が移築されたものです。 円光山! 但唱寺跡で見ましたね。 中には湯飲みややかんがあり、寄り合い所といった感じでしょうか。「観音堂」ですから、観音様はいらっしゃるのでしょうが、十王の姿が見えません。崇禅寺の観音堂にいら…

閑唱さんの地(3) 八幡神社と八幡院

土岐市妻木の八幡神社。 大きな杉と急な階段。 シンプルで渋い。 木曽馬の秀三さん、24歳。 木曽馬は全国に100頭しかおらず、そのうち30頭は岐阜県にいるとのことです。八幡神社に来たときは1歳になる前でした。 「秀三はおじいさんになったので、食べ物がノ…

閑唱さんの地(2) 但唱寺跡

但唱寺を紹介していた八幡神社の神主さんのブログを頼りに、はるばるこの地を訪れました。閑唱さんについてはこう書かれています。 このお寺には閑唱上人というありがたいお坊さんがおいでになりました。 上人は笠原の心性寺で千体仏を刻み、妻木の八幡院の…

閑唱さんの地(1) 崇禅寺

但唱さんと一緒に米子の山にこもっていた弟子の閑唱さんが美濃で活躍したあとをたどる旅です。 美濃といえば信長さんです。 崇禅寺(土岐市) 光雲山崇禅寺(臨済宗妙心寺派)。 崇禅寺は、美濃国守護土岐頼貞の孫にあたる妻木城主土岐明智彦九郎頼重(後裔…

京都 因幡堂(平等寺)

がん封じの因幡薬師 ご本尊の薬師如来は、長野善光寺の阿弥陀如来、京都嵯峨清涼寺の釈迦如来とともに日本三如来と呼ばれるそうです。 因幡堂の歴史 天徳3年(959年)、橘行平は、村上天皇の命で因幡国に赴き、神事を済ませて帰洛の途中、病気になりました。…

飯綱・戸隠・鬼無里 いいときエリア ④ 「松巌寺」

美しくも切ない「鬼女紅葉」の物語…。 お堂の隣の畑では、住職さんが耕運機で野良仕事。のどかだなぁ、鬼無里の古刹「松巌寺」に着きました。能や歌舞伎にもなった「紅葉狩」。その「鬼女紅葉」を祀る寺。さて、その伝説とは…。 鬼無里の伝説 「鬼女紅葉物語…

木食年表

宮島潤子さんの『謎の石仏―作仏聖の足跡』巻末の略年表にそって、「作仏集団」としての弾誓派の系譜をみてみましょう。 1551 天文20 弾誓、尾張に出生(52年説有) 1559 永禄2 弾誓12歳、名を弾誓と改め、美濃国国府の塚尾の観音堂に参籠。念仏修行6年の後、…

杉名沢の天然寺(廃寺)

タクシーの運転手さんに、次は杉名沢の天然寺に行きたいといいますと、「営業所があるから毎日通るけど、お寺、あったかな……」と不安げな返事。営業所に問い合わせると、公民館の敷地内にありそうだということです。 これが天然寺ですか……。確かに公民館の庭…

御殿場の大雲院

駅前からタクシーに乗って大雲院に向かいます。運転手さんが地図はなくてもわかると言っていたので、有名なお寺かもしれません。 曹洞宗 大雲院 立派な山門です。案内板がかかっていました。 御殿場市十二勝の中大雲院の山門往昔深澤城の大手門を移築したも…

須走浅間神社

御殿場線裾野駅あたりからは、辛うじて富士山の裾野が見えましたが、この先、御殿場に近づくにつれ、雲の向こうに隠れてしまいました。 御殿場駅の立ち食いで名物「みくりやそば」をいただきました。つなぎに山芋を使い、出汁は鶏肉で、具は鶏肉、しいたけ、…

木食メモ 美濃編

但唱の弟子である閑唱について調べました。 Dragon Art of Asia - 2012 - Year of the DRAGON: Manryu-Ji temples 外国の方が、「竜」のつく寺めぐりをしていて、須坂の萬龍寺(Manryu-Ji temples)、そして但唱(Saint Tanshoo)にいきついたようです。 こ…

但唱の奇妙山平

鉱山の町の校庭跡地より、車両通行禁止の林道を通って奇妙山平に向かいます。 アサギマダラ やっと羽を開いてくれました。 キツリフネ センジュガンピ 奇妙滝の沢のようです。岩が硫黄を含むとこんな色になっちゃうんですね。 奇妙滝に行く道は落石危険で入…

米子不動尊奥の院

米子の滝に向かって車を走らせていたのですが、大笹街道から亀倉に入ったあたりで、ばしゃばしゃと音を立てて雨が降ってきました。どうしよう……。交差点で悩む私たちを、通りがかりのおじさんが後押ししてくれました。「行けるところまで行ってみて、ダメだ…

真鶴さんぽ(1) 如来寺跡

真鶴駅前より、1時間に1本しかない「岩」行きのバスで、旧岩村に向かいます。「如来寺跡に行きたいんですけど、どのバス停ですか?」と聞きましたが、若い運転手さんは如来寺を知りません。運転手さんが「如来寺をご存知の方、いらっしゃいますか?」と客に…

山科の本圀寺

京都山科の本圀寺を訪れました。京阪電鉄御陵(みささぎ)駅から住宅街の中の山道を登り、天智天皇陵の裏側の橋を渡ります。橋の下を流れるのは、琵琶湖から京都に水を運ぶ琵琶湖疏水です。もう拝観時間を過ぎているので、せめて庭だけでも入れないかと思い…

小川村の高山寺

長野県宝高山寺三重塔 宗派 真言宗豊山派 創建 建久6年(1195年) 現立塔 元禄7年(1694年) 総高 盤石上より17.1米 本尊 胎蔵界大日如来・阿弥陀如来・釈迦如来 此の塔は北信唯一で長野県下十二塔中最古である 源右大将頼朝公が祖師先徳・現世利益・鎮護国…

薬師洞窟

虫倉山の西側、小川村の薬師洞窟に向かいます。 観世音供養塔 「薬師嶽霊場入口」ほか看板がたくさんあります。 「熊出没注意」は気になりますが、15分で行けるようなのでもうひとふんばり。 薬師洞窟 ここから500メートル、虫倉山薬師尾根に洞窟があり、薬…

虫倉山

5月3日の開山祭にあわせて、旧中条村の虫倉山に登りました。この山は、弾誓をはじめ、木食僧たちが修行をしたところです。 私たちが昼に到着した頃には、開山祭のスタッフTシャツを着たおじさんたちが帰っていくところでした。次から次から登山者が下ってき…

一石山神社と日原鍾乳洞

土日はバスが終点の鍾乳洞まで行かないので、東日原のバス停から20分ほど歩くことになります。正面に稲村岩が見えてきました。まだ桜が咲いています。 階段の手前にある神明水。 一石山神社。 奥多摩町 日原森林館>一石山神社 日原の集落より約2km。道路…

調布さんぽ(1) 下石原の常演寺

天台宗東京教区>神向山華光院 常演寺 中興上人を良賢という。当山の山号を神向山と称するは、旧甲州街道をへだてて八幡神社と正対する由。古来より仁王護摩供を伝え仁王像は田比首羯摩作である。又、天台高声念仏の祖、但唱上人ゆかりの寺で境内に上人供養塔があ…

目黒の安養院

次は目黒の安養院です。但唱の弟子の長音が再興した寺で、かつては浄発願寺の末寺でした。 東急目黒線不動前駅の商店街を抜けると広い桜並木がありました。 オリエンタル生乃カレーの東京支社。天台宗東京教区>臥龍山能仁寺 安養院 当山は臥龍山安養院能仁…

如来寺に桜を見にいく

桜の季節になったので、再び如来寺にいきました。 五智如来、大井の大佛(おおぼとけ)です。先日は拝観時間が過ぎていて駆け足で回ったので、今日はおひとりずつ丁寧に見ていきます。 薬師如来 寶生如来 大日如来 釈迦如来 阿弥陀如来 桜と但唱地蔵 鼻なお…

上野の桜と清水観音堂

東叡山寛永寺 清水観音堂 寛永寺開山の天海大僧正によって寛永8年に創建されました。 なぜ上野のお山に懸崖造りの清水観音堂なのでしょう? 天海大僧正は寛永2年、京都の鬼門を守る比叡山延暦寺を真似て、江戸城の鬼門である上野忍岡に寛永寺を開山しました…

弾誓派のお寺を探す

弾誓派関連のお寺、とくに浄発願寺の末寺について、参考になるサイトを集めてみました。石仏散歩 サイト運営者は東京在住の方だそうですが、石仏めぐりをされている中で木食僧に関心をもち、佐渡や信州などを訪れています。>41 それは佐渡から始まった―木食…

浄発願寺奥の院

弾誓の開いた浄発願寺は、いまは「奥の院」と呼ばれています。徳川家康より与えられた16万5000坪に堂宇が建ち、仏像を刻む修行の岩屋もある、木食僧たちの本山でした。相模には弘法伝説があり、その名の温泉もありますが、里の村人たちに敬愛されていた木食…

一之沢の浄発願寺

相模の丹沢大山の東の一之澤、紫の雲がたなびくところに弾誓上人が開山したという浄発願寺を訪れました。小田急線伊勢原駅より日向薬師行きのバスで終点まで行き、大山の麓の里山を日向川に沿って5分ほど歩きます。梅が咲き、うぐいすが鳴いていました。 浄…

大井の養玉院如来寺

養玉院如来寺 お彼岸なので但唱上人のお墓参りに行ってきました。養玉院如来寺は都営浅草線馬込駅から徒歩10分の住宅街の中にあります。下谷(台東区)の養玉院と高輪(港区)の如来寺が合併したもので、現在は西大井の地にあります。如来寺は寛永12年(1635…

江戸幕府と木食一派

芝高輪の如来寺 田中圭一さんの著書『地蔵の島・木食の島』(2005年)では、次のように書かれています。 寛永十二年(1635年)、但唱は江戸高輪に大日堂を建立した。のちに帰命山如来寺大日堂といわれるものである。そして、翌寛永十三年には、信州伊那で制…

寛永寺と木食

但唱が芝に建てた如来寺は、寛永16年(1639年)正月に寛永寺の末寺となり、4月には青色直綴衣の着用許可書が出されます。いずれも天海から但唱に宛てた手紙が残っています。こうなるまでの経緯を知りたいものです。 田中圭一さんの著書『地蔵の島・木食の島…

京都の二つの蓮華寺(1) 御室の蓮華寺

蓮華寺(右京区) 12月の京都行でもおじゃました御室の五智山蓮華寺を再訪しました(前回の記事はこちら)。『徒然草』でときどき笑い話の中に出てくる御室の仁和寺の隣にある小さなお寺です。この前は五智如来像にばかり気をとられて、後ろの列をよく見なか…

伊那谷の但唱(2) 大田切山の争い

駒ヶ根市のサイトに地蔵平のお地蔵さんが紹介されていて、「寛永8年末当所大田切山に山居し給うに、近郷と争論が起こり修行のさわりと思し召し上穂の傍らへ下らせ給」とのことで、但唱が争論に巻き込まれてはいけないと、上穂の倉田氏の寄進によってふもとの…

伊那谷の但唱(1) お地蔵さん

駒ヶ根市のサイトに但唱作のお地蔵さんが紹介されています。駒ヶ根市は西に中央アルプス、東に南アルプスがそびえ、諏訪湖を源流とする天竜川に沿って南北に広がる伊那谷にある町で、その名のとおり駒ケ岳のふもとにあります。 地蔵平のお地蔵さん 地蔵平の…

『江戸名所記』より「芝大仏」

『東海道名所記』を著した浅井了意の『江戸名所記』(寛文2、1662年)「芝大仏」の章を読んでみましょう。【 】ルビは朝倉本によるもの。( )および脚注はブログ主によりますが、素人が調べてわかりえた範囲で書いていますので、正確ではないかもしれません…

『東海道名所記』に但唱上人

日本の古典文学を研究されている方のサイトでみつけました。江戸時代初期の仮名草紙である『東海道名所記』というガイドブックに但唱の名前が出てくるようです。Taiju's Notebook 『竹斎』『東海道名所記』について 仮名草子は、慶長年間(1596-1614)以後、…

そうか、京都に行こう。 3日目 (6)「蓮華寺」

「龍安寺」と「仁和寺」という世界遺産の間で、隠れ蓑を被っている寺「五智山 蓮華寺」(真言宗御室派 別格本山)。そこいらのガイドブックにゃ載ってないマイナーな寺だけど、私たちの京都の旅、第一の目的であったりする。(私の第一の目的は伏見の「石峰寺…

そうか、京都に行こう。3日目 (4)嵯峨「広沢池の千手観音」

バスで嵯峨に向かう。知る人ぞ知る隠れた名所、いや、地元の民と石仏マニアぐらいしか知らないであろう広沢池。(上記の写真は川辺の鳥の成る木) 水がない!? 干上がっている。どうしたことか。 「広沢池」 この池は宇多天皇の孫に当たる寛朝僧正が平安時…

木食の系譜

木食(作仏聖)の系譜 1弾誓 | 2但唱 | 3閑唱 3長音 3林貞 | 4空誉 4清眼 4清念 4説難 | 5明阿 5音阿 | 6法阿(山居)

但唱上人年表

但唱上人が修行をしていたのは、佐渡で10代から20代、北信濃で20代後半から40代前半、富士山麓(これが「浅間山」)で40代半ば、そしてまた南信濃に来ていますから、信州にいらした時期がたいへん長いです。なお、那智三山で修行したという話もありますが、1…

「大井に大仏(おおぼとけ)がやってきた!」展

前から楽しみにしていた品川歴史館の特別展「大井に大仏がやってきた!―養玉院如来寺の歴史と寺宝―」にいってきました。 品川歴史館はJR大森駅より北へ徒歩10分、東海道沿いにあります。大森といえば、貝塚ですよ。 大田区の大森貝塚です。某電話会社の敷地…

但唱上人メモ(5) 安性寺ご本尊、東京へ行く

9月24日にご紹介した品川歴史館の特別展に、駒ヶ根市の安性寺のご本尊が貸し出されることになり、出展のための撥遣(はっけん)法要が営まれたというニュースです。長野日報 2013.10.3 http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=29588 …

但唱上人メモ(4) その他の地域に残る記録

静岡県駿東郡小山町 須走浅間社の千体仏 小山町観光協会 須走浅間社地阿弥陀堂 千体仏像(但唱作)大雲院に現存 御厨観音横道第6番札所 御殿場市杉名沢 天然寺の阿弥陀三尊 御殿場市文化スポーツ課 天然寺の本尊の阿弥陀三尊は、仏師但称(たんしょう)の作…

但唱上人メモ(3) 五智如来

江戸の五智如来像 但唱上人は信州での木食修行ののち、江戸の芝に如来寺を建てました。ここに安置された五智如来像が「芝の大仏(おおぼとけ)」として有名になりました。 東京都品川区西大井 帰命山養玉院如来寺 帰命山養玉院如来寺 如来寺は寛永(1624-44)…

但唱上人メモ(2) 信州の但唱上人

もっと知りたい、但唱上人のこと。 須坂の奇妙山で木喰修行をして、亀倉の萬龍寺の千体仏や塩野の六地蔵石幢を作った但唱上人とはどのような方だったのでしょうか? 但唱 たんしょう コトバンク ?−1641 江戸時代前期の僧、仏師。 天台宗。弾誓(たんぜい)に…

但唱上人メモ(1) 品川歴史館特別展

但唱上人について調べていたら、こんな企画展をみつけました。 特別展「大井に大仏がやってきた! 養玉院如来寺の歴史と寺宝」 品川歴史館 特別展「大井に大仏がやってきた! 養玉院如来寺の歴史と寺宝」 会期:2013年10月13日(日)〜12月1日(日) 旅する…

亀倉の萬龍寺

霧の中の山道をうねうねと100km近くは走ったでしょうか。目的地にはたどり着けず、お蕎麦も食べられず、私たち、一体何をしているのかしら……。そんなときに破れ笠のお地蔵さんが現れました。 四隅の地蔵 萬龍寺領の四隅に安置された地蔵尊で、萬龍寺を開山し…

塩野の六地蔵石幢

「おいしいお蕎麦屋さんがあるんですって」ということで、うろ覚えの店名をネットで検索して探しました。ところが、見つかったのは「休業中」の看板。近くのコンビニで聞いたところ、1年前から休業しているそうです。そこで、別のお蕎麦屋さんを紹介してもら…