松代・龍泉寺の閻魔大王
冥界の主神、閻魔大王(えんまだいおう)と、その妹で、三途の川岸で亡者の衣類を剥ぎ取り、罪の重さを計る奪衣婆(だつえば)。閻魔大王と共に審判を受け持つ十王たち。 「地蔵と閻魔は一(いつ)」と言われるように、閻魔大王は地蔵菩薩の化身であり、共に本地は阿弥陀如来。地蔵菩薩はその慈悲(じひ)を、閻魔大王はその忿怒(ふんぬ)を示現している。
1月16日は閻魔王の斎日である。地獄の釜の蓋が開く日とされ、閻魔詣でをしようと長野市松代に向かった。松代という所は城下町であり、神社仏閣が多数あり、寺巡りを趣味とする私にはたまらない。
閻魔大王図御開帳。襖と比べるとわかる通り、壁一面の大きく立派な掛け軸に圧倒される。