塩野の六地蔵石幢

 「おいしいお蕎麦屋さんがあるんですって」ということで、うろ覚えの店名をネットで検索して探しました。ところが、見つかったのは「休業中」の看板。近くのコンビニで聞いたところ、1年前から休業しているそうです。そこで、別のお蕎麦屋さんを紹介してもらいました。ぶどう畑の中のわかりにくい場所でしたが、すでに満席で、さらに2組も待っていました。昼のお蕎麦はあきらめて、「お不動さんでおにぎり食べようか」と、米子の不動寺に向かうことにしました。


 その道中でみつけたお地蔵さんです。きのこの傘の下に、線彫りの六地蔵がはめこまれています。石幢(せきどう)というもののようです。


 ひとつひとつ丁寧に前掛けを掛けています。

 案内板にはこんなことが書いてありました。

 米子山木食(もくじき)の修行僧、但唱上人の鉈削りの作と伝えられている。昔は村の中心地にあったが、大正9年に地蔵さんが東山に行きたいと夢枕に立ち、この地に移された。昭和6年に婦人会が受け継ぎ、子育て地蔵として信仰している。