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調布さんぽ(3) 布田天神


 布田天神は毎月25日に天神市が立つそうですが、今日はたまたま骨董市が開かれていました。


 江戸名所図会ではこう紹介されています。

布多天神社

 上布多駅舎の辺より右の方、四丁ばかりにあり。別当真言宗にして、広福山栄法寺と号す。祭礼は、隔年9月25日に修行す。当社祭神詳らかならず。いま菅神を相殿に勧進して二座とす。当社、昔は多磨川の岸頭にありしが、洪水の難に罹るの後、いまの地へ遷すとあり(いまもその地に、元天神と称して小祠を存せりといへり。)

 大正寺の3つの寺の1つが別当でした。また、「当社祭神詳らかならず」ですから、『延喜式』の当時は天神ではなかったのですね。

調布観光協会布田天神社

 布多天神社は、延長5年(927)の『延喜式神名帳』に載る古社で、式内多摩八座のひとつです。
 もとは多摩川近くの古天神といわれる地(現・古天神公園)にありましたが、文明9年(1477)に多摩川の洪水を避けて遷座し、そのときに御祭神少彦名命菅原道真公を配祀したと伝えられています。

 縁起によれば、桓武天皇延暦18年(799)に中国から木綿の実が渡ってきましたが、布に織ることを知りませんでした。そのころ多摩川の近くに住む広福長者という人が天神社にこもって神のお告げを受け、木綿の布を織り、多摩川に晒して調えた白布を朝廷に納めました。これがわが国の木綿の初めといわれ、天皇はこの布を調布(てづくり)と名づけ、この地を調布の里と名づけたといいます。後にこの布が国中に流布され、調布の神社を布多天神社と改めたと記されています。

 平安時代に調布で初めて木綿が織られたのですね。租庸調の調です。


 絵馬は天神さん。

布田天神の狛犬

 
 調布市内でもっとも古い狛犬


 商売繁盛を祈願して寛政8年(1796)に建てられました。


 境内にある大鳥神社狛犬。遠目で見たときはお猿さんかと思いました。


 口元のカールしたおひげが愛嬌があります。


 お稲荷さん。きりりっ。


 目じりが耳に届いちゃってます。