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京都東山 信州善光寺別院「得浄明院」

 

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 京都東山にある「得浄明院」は信州善光寺の京都別院。善光寺大本願の住職を務めた後、京に戻り、伏見宮家第三皇女・誓圓尼公により創建された尼寺である。大小の差こそあれ善光寺と同じ造りの本堂、一光三尊阿弥陀如来の分身を本尊とする。本場善光寺と同じく戒壇巡りもできるそうな。

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 東山駅前からいくつかの「一初の寺」の案内板。川沿いの道を歩いて「徳浄明院」に向かう。

 春の特別公開「一初(早咲きアヤメ)とお戒壇巡り」最終日。おや、何やら儀式が始まる気配。

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 聞けばこれから「式包丁」とやらが始まるという。本来は魚を使うのだが、神仏の前では豆腐と大根を使うらしい。しばし見学。

 おもむろに取り出したるは「徳浄明院」のシンボル「一初アヤメ」、続いて真白な大根を神に捧げる。寺院であるが境内に「白天龍王・白女大明神」が祀られている。

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皆、烏帽子をかむり、平安式の衣装をまとい、厳かに式が始まる。

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 大根に刃を入れるまでの儀礼が長い。神に祈りを捧げ、あれやこれやの動作を交え、半月切りにし、3つ重ね。

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 場所を替え別角度から、包勝一條流三代目家元による豆腐への刃入れ。

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 先ずは一例。

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 豆腐に一刃を入れました。

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 何故か細かく刻んでます。何をする気なのでしょうか。

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 後列の者共は家元の一挙一動を見守っています。

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 何やら黒盆の上に組み立てている様子。これはもしかして…。

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 豆腐で描いた「龍」の一文字。

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 これを「白天龍王」に捧げ儀式は終了。

 この後、「お戒壇巡り」を十数人でし、暗黒の中、阿弥陀様に通じる錠前を見つけた。

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 母曰く、「ジャーマンアイリスじゃん」。斯く云う私はどれが一初でどれがジャーマンアイリスなのかわからない。アヤメ科の中で一番早く咲くから「一初」という名なので時期が過ぎていたのか、やっぱりどれが一初なのかは謎のまま。

 

 お花のことはどんぐり帽子に聞いてみよう。「俎板の上のは一初だね。小ぶりで紫のあやめだよ。ここに生えているのはジャーマンアイリス。欧米で品種改良された園芸種で、大ぶりでヒラヒラしてカラフル」。

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