槇尾山 「西明寺」
高尾山神護寺から清滝川沿いに歩いて20分。「槇尾山 西明寺」。
「西明寺縁起」
槇尾山 と号する真言宗大覚寺派の準別格本山。「高雄(尾)山 神護寺」「栂尾山 高山寺」とともに三尾の名刹の一つである。
天長年間(824-834)に弘法大師の高弟「智泉大徳(弘法大師の甥)」が神護寺の別院として創建。その後荒廃したが建治年間(1275-1278)我宝自性上人が中興し伽藍を整えた。また、正応3年(1290)に「平等心王院」の号を後宇多法皇より命名賜わり神護寺より独立。永禄年間(1558-1570)に兵火にあい焼亡したが慶長7年(1602)再興。現在の本堂は元禄13年(1700)五代将軍綱吉の生母桂昌院の寄進により再建されたものである。
御本尊は鎌倉時代の運慶作。51cmの清凉寺式釈迦如来。しっかり目を開け遠くを見つめています。
昔のおみくじ箱。その上にちょこんと乗っているのは高山寺の犬コロ、お散歩に来たのかな。
最後に中興の祖、我宝自性上人の御歌。
「白露の おのが姿を そのままに 紅葉におけば 紅の玉」