新橋の烏森神社

 山手線新橋駅烏日比谷口を出るとSL広場です。新橋のサラリーマンがインタビューされる場所として有名ですね。

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 午後早めの人通りはこんなものです。

 

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 日本初の鉄道は、1872年10月14日(明治5年9月12日)、新橋駅 - 横浜駅(現・桜木町駅)間に開業しました。東海道線のホームでは発車メロディの「汽笛一声新橋を はや我汽車は離れたり 愛宕の山に入りのこる 月を旅路の友として」(『鉄道唱歌』)のあとに汽笛の音が入り、ちょっとだけ旅気分になれます。

 

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SLから左へ行き、ニュー新橋ビルの角の交差点から一本西の、線路と平行する路地の突き当たりに烏森神社があります。

 

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 いつもは通り過ぎてしまう小さな神社ですが、今日は夏越大祓(なごしのおおはらえ)の茅の輪くぐりが目についたのでちょっと寄ってみます。

 

神社の創始(烏森神社のサイトより)

 平安時代の天慶三年(940年)に、東国で平将門が乱を起こした時、むかで退治の説話で有名な鎮守将軍藤原秀郷(俵藤太)が、武州のある稲荷に戦勝を祈願したところ、白狐がやってきて白羽の矢を与えた。その矢をもって、すみやかに東夷を鎮めることができたので、秀郷はお礼に一社を勧請しようとしたところ、夢に白狐が現われて、神烏の群がる所が霊地だと告げた。そこで桜田村の森まできたところ、夢想の如く烏が森に群がっていたので、そこに社頭を造営した。 それが烏森稲荷の起こりである。

 

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 とても頑強そうなつくりですね。

 

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 6月30日の夏越大祓では、茅の輪をくぐって、この半年間に積もり積もった罪穢れを祓い清め、残りの半年の無病息災を祈ります。

 

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 狛犬にお菓子とジュースがあがっています。

 

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 目元口元など赤くて、カールがくりんくりんで、キュート。

 

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 きやり塚。江戸の火消しの「め組一番組」が建てたものです。(詳しくは江戸消防記念会のサイトをご覧ください)

 明暦の大火(めいれきのたいか:江戸三大大火の一つ。明暦3年1月18日(1657年3月2日)に本郷から出火して、江戸市中が焼け野原となり、死者10万ともいわれる。)でも神社は焼け残ったため、火消しの神様となりました。

 

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 朱印所はこちら。

 

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 向かいにある「御朱印御待ちの方 心願色みくじ書き処 専用席」。パラソルにウッドチェアが涼しげです。扇風機も完備しています。

 

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 フレンチレストラン「ボンシャンス烏森」。神社が経営しているので、Bonne chanceなご利益がありそうです。これがもし「ラッキーチャンス」だったら、イメージが全然違いますね。赤いひさしの上に烏森神社の紫色の幟が見えます。

 

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カラフル!

 

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 御朱印と一緒に無病息災のお守りと飴2個をいただきました。

 

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烏森稲荷社(江戸名所図会)