京の町角 ー鍾馗さん Shoki sanー

町家の屋根の小さな守護神「鍾馗さん-ショウキサン-」
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京の町家の玄関口に近い屋根の上に飾られている像。中国古来の宗教である道教で信仰を集める道士の一人を象ったもの。唐の時代、楊貴妃の故事で有名な玄宗皇帝の夢に現れ、夢の中で帝を悩ませた小鬼を退治したことから、魔除けの神として広く崇められるようになる。髭をたくわえ、剣を備えたその勇ましい風体のためか、日本では室町時代頃から端午の節句の祝いと結びつき、絵や幟・像といった形で厄払いの象徴とされた。時々見かける斜め上を向いた鍾馗さんは、向い同士で睨み合うのは良くないと考えた京都人らしい感性の産物なのかもしれない。
京都唯一の製作所「浅田製瓦作所」より。

京都に行くたび、気になってたんだ。ショウキサンっていうんだぁ。
タイトル画は普通の町家に仁王さんがいてちょっとびっくり。
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箱入り鍾馗さんもいるぞ。