飯綱・戸隠・鬼無里 いいときエリア ② 「戸隠神社・宝光社」

 

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 続いて戸隠エリア「戸隠神社・宝光社」。

     戸隠の伝説  天の岩戸神話と戸隠山

 昔、世の中を明るく照らす天照大神(あまてらすおおみかみ)が弟の素戔嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴を怒り、天の岩屋へ籠ってしまいました。世の中は暗闇となり、色々な魔物が暴れ放題です。困った神々が集まり天照大神に何とか岩屋から出ていただこうと知恵を絞り、岩戸の前で舞うことにしました。天細女命(あめのうずめのみこと)の見事な踊りにつられ、神々は笑い出しました。その騒ぎが気になって天照大神が少し戸を開けて外を見た時、すかさず天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)が岩屋の戸を開け、勢い余った岩戸ははるか信濃戸隠山へ。以来、世の中は明るくなったといわれます。

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 戸隠神社は「奥社《祭神天手力雄命》」「九頭龍社《祭神・戸隠の地主神・九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)》」「宝光社《祭神天表春命(あめのうわはるのみこと)》」「火之御子社《祭神・天細女命》」「中社《祭神・知恵の神様・天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)》」の五社から成り、この天の岩戸開きの神話に関係する神々を祀っています。

山岳信仰の山としても名高く、修験者が修行する日本有数の霊場でもありました。嘉祥2年(849)学門行者が戸隠寺を開いたことが始まりといわれています。

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 自然と調和した木製の鳥居。

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 社殿内部。厳かな空気が漂う。

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 御朱印をいただく為に並んだ列の中で数年前の雪の戸隠を思い出していた。

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 現存する社殿の中で最も古く、文久元年(1861)建立。随所に見事な彫刻を見ることができる。

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