見返り阿弥陀の 永観堂
浄土宗西山禅林寺派 総本山 永観堂 禅林寺。見返り阿弥陀と紅葉で有名なお寺。
まだ紅葉には少し早い時期でしたが、徐々に色づいてきていました。
勅使門と楕円形の盛り砂。勅使はこの盛り砂を踏んで身を清めてから中に進んだそうです。分かりずらいけど市松模様になってます。
見返り阿弥陀が祀られている本堂は慶長2年(1597)に大阪から移築されたもの。中も外も極彩色に塗り直したようです。堂内には色褪せた当時のままの姿で一部保存されています。
見返り阿弥陀と永観律師
永保2年(1082)2月15日早朝。阿弥陀堂で一人、夜を徹して念仏行に励んでいる僧侶がいた。その名は永観(ようかん)。東の空がしらじらとし始めた頃、ふっと緊張が解けた一瞬、永観は息をのんだ。自分の前に誰かがいる。それが誰か気が付き足が止まった。 「永観、 遅し」。 振り返りざまその方は真っすぐ永観の眼を見つめられた。
永観堂禅林寺の御本尊は、首を左にかしげ、振り向いておられます。ほんの少し開かれたお口、お顔全体にただよう穏やかな微笑み。それは遠い昔、永観律師を励まされた時のまま。阿弥陀様の慈悲のかたちがこれほど具体的に表されている仏様は例がなく、「見返り阿弥陀」と呼ばれ、広く知られています。
山の斜面に沿って巧みに木を組み合わせ作った 臥龍廊。龍の体の中を歩いているような気分が味わえる、と書かれているけど短い距離なので味わえません。
京都の町が一望できるというので急な階段を登り多宝塔に行きました。
屋根の上に瓦うさぎ見っけ!
浮島に架かる錦雲橋を渡ると弁財天が祀られています。
休憩所。池のほとりのほうが色づいてます。
仏手柑と仏手柑長寿飴。
おまけ
「永観、遅し」。