寛永寺の桜
根本中堂の桜。ソメイヨシノは散ってしまい、八重桜には早すぎて。
厄除角大師縁起(やくよけつのだいしえんぎ)
両大師におまつりしている慈恵大師(第18代天台座主良源大僧正)は元三大師ともいわれ、厄除けのお大師様として古来よりその霊験が謳われております。平安の昔、京に疫病がはやった時の事。ある風雨が鳴り止まぬ夜、疫病神が慈恵大師の前に現れ「お前も懸からねばならぬ」と小指にとりつきました。大師はたちまち発熱しましたが少しも驚かず禅定に入って心を整え、おもむろに小指を弾きました。すると疫病神が転がり出て熱も下がりました。
早速大師はその時の姿を弟子に写させ、版木に彫り「お札」を刷らせました。そしてこのお札を家々の戸口に貼ると、その家の者は疫病に罹らず、また罹っていた者はすぐ快方に向かったのです。このお札の大師のお姿は何と角の長い魔物のかたちをしておりました。以来このお札は角大師と呼ばれ、厄除大師として広く信仰を集めています。
御車返しの桜
この桜は一本の木に一重と八重の花が同時に咲きます。後水尾天皇が京の寺で花見を終えた帰路、花の余りの美しさに牛車を返して再びご覧になったことからこの名前があります。
帰りにすてきなクラシックカーを見かけました