切り絵 de 仏像 ー明王編ー
和歌山 金剛三昧院 愛染明王。
山梨 放光寺 天弓愛染明王。
奈良 正暦寺 福寿院 孔雀明王。サンスクリット語でマハー・マユーリー Maha mayuri。
憤怒の相の明王界の紅一点、女性であるとされている。古代インドでは孔雀は女神。孔雀はコブラなどの毒蛇の天敵でありそれを喰らい、煩悩をも喰らい尽くすとされ、大切にされてきた。現在は国鳥になっている。
静岡 可睡斉の東司 烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)。サンスクリット語で ウッチュシュマ、別名 火頭金剛。
もとは火の神 アグニ と関係が深く、その火をもってあらゆる不浄を清浄に転じる明王。故に仏教界きっての トイレの神様。東司とはトイレのこと。
武田信玄が比叡山より大僧上の位を授かったことを祝い、信玄を不動明王に見立て対面で模刻させたという等身大の坐像。
木喰の不動明王。
木喰の不動明王、その2。