閑唱さんの地(3) 八幡神社と八幡院
大きな杉と急な階段。
シンプルで渋い。
木曽馬の秀三さん、24歳。
木曽馬は全国に100頭しかおらず、そのうち30頭は岐阜県にいるとのことです。八幡神社に来たときは1歳になる前でした。
「秀三はおじいさんになったので、食べ物がノドにつまりやすくなりました。」
みんなに可愛がられているようです。
八幡院の中興は木食閑唱上人です。寛文5年(1665)妻木頼熊(旗本下郷妻木氏)の尽力により、上野寛永寺(江戸、将軍菩提寺)の直末として、この地方の天台宗の中心的な寺院になりました。しかし、明治維新を迎え、神仏分離令、廃仏毀釈によって、大鏡寺八幡院は廃寺になりました。
鐘楼門は須後神明神社へ、十王堂は須後観音堂へ、観音堂は崇禅寺へ移築されました。
さきほど観音堂は見ましたので、十王堂と鐘楼門を探しにいきましょう。