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保科の清水寺と紅葉

十一月七日、立冬。 日本には「清水寺」(きよみずでら・せいすいじ)という名の寺が十数か所あるそうだ。その中の一つ信州信濃の保科「清水寺」(せいすいじ)。雨上がりの紅葉も乙なもの、とフト思い立ち、久しぶりに詣でることにした。 この寺は「ボタンの寺」として地元では有名であるが、紅葉も見ごたえがある。


門前から真っ赤に色づいた紅葉が迎えてくれる。


雨上がりの雫が風情を醸し出す。


このグラデーションもこの時期ならではのこと。

この寺は「信濃三十三観音霊場」第十六番であり、満開の桜の時と、雪はなかったが真冬の12月に来たことがある。その節、ご住職と観音堂に上がらせてもらい、ご本尊の千手観音を間近で拝ませてもらった。その観音様はしっとりとした色香を漂わせ微笑んでくれている。 観音堂への参道は長い長い石段を一歩一歩と歩んでいくのだが、ご住職は曲がりくねった道を車で連れて行ってくれた。今日は本来のお仕事中であろう、駐車場に葬儀社の小型バスが2台停まっていたから。


観音堂への参道。約1キロあるという石段を延々と登る。

ところどころに石仏あり。

ツタが絡まろうが笑顔は絶やさない。

埴輪体型の風変わりな観音様。

このお不動さん、お皿かぶっているよね。


本場京都には劣るが、こちらも堂々とした懸崖造りのお堂である。

このお堂のそばに何故か気になる、藪がらしをはびこらせたクレーン車が一台。

この鐘の音が思いの外大きく、びっくりしてしまった。

ご本尊の千手観音さま。中は暗くて見えないから、お堂に張られた写真だけ。

お堂から見下ろす。「南無千手観世音菩薩」の赤い旗がなびいている。

下の本堂周辺は紅葉しているのに、お山を上るにしたがって何故かだんだんと青葉になっていく。種類が違うのかしら? 紅葉と懸崖造りのお堂の写真を撮りたかったのに。


ここでも雨だれがニコニコマークを描き出していた。

夕暮れも近づいてきた。またこの長い石段を下りていく。本堂近くに張り紙があった。「紅葉まつり。16・17日」本堂の御開帳、法要、振る舞い餅、懐かしのベンチャーズライブがあるという。そうか、10日ばかり来るのが早かったようだ。御開帳か…、10日後、都合がつけば来てみたい。


もう一つの入口の門前に五人衆が並んでいた。勉強不足で私はこの五人衆が誰だかわかりません。何だか朝鮮王朝の文官にも見えるのですが。帰り間際に一つの疑問ができてしまった。誰なんだ?

【追加】
ものの本によるとこの五人衆は羅漢さん(阿羅漢。仏教の修行の最高段階に達した人。梵語 Arhan。)だそうだ。山門の前で清浄を護っているという。私の知っている羅漢さんとはだいぶイメージが違うのだが。

−おまけ−

お花見時の清水寺


同じ構図だ。

−もひとつおまけ−
ご本尊を切り絵にしてみました。