小布施 安市
一月十五日、小正月。小布施の安市に行く。皇大神社で「火渡りの儀」が行われるんだ。
「浦安の舞」 昭和天皇 御歌
天地の 神にぞ祈る 朝なぎの 海のごとくに 波立たぬ世を
紅白梅のかんざしを差し、奉納する舞は、昭和天皇の御歌。
皇大神社の櫻花殿。御神酒が並ぶ。
「皇大神社 御神馬」
昔、馬は神様の乗り物と考えられ、生きた馬を奉納する習わしがあった。雨乞いには白馬、日乞いには黒馬を献するのだが、実際問題として献馬は大変であった。そこで、土馬・陶馬・木馬などの馬形に取って代わった。これが後に絵馬となり、現代に受け継がれている。
本殿の他に、金毘羅・八坂・秋葉・天満宮・西宮(えびす)・櫻花殿などなど。
さて、いよいよクライマックス。消防団の見守る中「火渡りの儀」が始まる。
「浦安の舞」 昭和天皇 御歌
天地の 神にぞ祈る 朝なぎの 海のごとくに 波立たぬ世を
昭和天皇の御歌で舞い踊る。
舞終了後、御供のミカンを皆に配る。受け取る人がいなくなって、ちょっと手持無沙汰。
これで祭も無事終了。群馬ナンバーのトラックに達磨を詰め込む。
最後に小林一茶の句 「市人(いちひと)の 大肌ぬぐや 春の雪」 文政五年。
近所を散策。
近くの小さなお寺の庭先に如意輪観音。
小布施ミュージアム、中島千波館で眼を肥やし、帰宅。