初観音 松代 寺巡り(3)「蟲歌観音堂」

信濃三十三観音霊場の一つである「蟲歌観音堂」に向かう。懸崖造りのお堂と観音様の石仏群があるんだ。3度目かな。


ピラミッド説のある「皆神山」の近くです。


仁王門を潜り、石段を登る。やはり町中より雪が残っている。


着きました。懸崖造りの「蟲歌観音堂」。


横にある入り口から入ります。新しい説明札が立っています。

松代の民話 蟲歌の観音さま ―養蚕守護のかんのんどう―

 松代の町はずれ、平林村で養蚕を仕事にしていた一人の若者がおりました。ある日のこと、別所や布引の観音さまへお参りしたあと地蔵峠にさしかかったところ、眼下の平林村の方から悲鳴にも似たうめき声が聞こえてきました。庭先に干してある繭の中のさなぎの苦しみの声でした。若者は自分たちの生計を潤してくれる蚕のさなぎの霊を慰めてやらねばと近くの山腹に観音さまを安置しました。のちに蟲歌観音と呼ばれ、養蚕家の人たちがこぞってお参りに訪れ、養蚕守護の観音堂として栄えました。


蟲歌の舞台。飛び降りてもかすり傷程度だな。


観音堂正面。もちろんここにも六文銭。厨子はしっかり閉まっていた。


お堂から見下ろす石仏群。 ものの本によるとこちらは「西国三十三観音を含め80余体」となっている。だいぶ風化が進んでおり、判読できたのはほんの数体。したがって西国の他は何かわからず。苔むしちゃってるし、雪に埋もれてるし。


今度は下りて後ろ側から。


ついでにお花見時の蟲歌観音。暖かそうだなぁ。


雪に埋もれた如意輪観音


12臂の千手観音。


とんがり帽子の観音。


何故か一つだけ丸彫り。


雪に埋もれちゃったね。


寒さに身をこごます観音。


上から如意輪。


斜めの如意輪。裾にはカタツムリ。


珍しいパンツスタイルの観音。


オジサンっぽいね。


一人ぼっちの観音。台座付きだから別格か?


日も暮れ寒くなってきた。おうちに帰ろ。