京の宿坊に泊まる 「智積院・春」

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  東山七条下車徒歩数分「智積院会館」。一度宿泊したことがあるのでリピーター割引になっていた。食事の予約をしてあったので18時までにチェックインしなければいけなかったのだが、到着したのは18時20分。19時に食事処は閉まるので部屋まで運んでくれるという。手続きをし部屋に入ったらすでに机の上にお膳が並べられていた。と、その前に旅の汗を流し湯船につかり、ビールを買って、京の旅初日の宴が始まる。

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  「精進料理」と「京懐石」。ここにご飯とお吸い物、ご自慢の手作りざる豆腐。抹茶塩でいただくこのお豆腐が美味いんだ。

 

 翌朝6時。

 宿泊者十数名、僧侶の案内で朝のお勤めが行われる金堂に向かう。冬に来たときはまだ辺りは薄暗くダウンコートを着込んでいても寒かったが、春はいいね、すでに朝日が昇っている。誰かが問ていた、堂内の写真を撮ってもいいですか、と。僧侶の答えは「いいとは言わないが、ダメとも言わない」。ということは少しくらいなら許してくれるってことだよね。数枚撮ってあとはバックに入れておいた。

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 光り輝く大日如来様。

 場を明王殿に移し、お不動様にもご挨拶。

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 護摩法要。厳粛な時間が流れる。

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 ここまで1時間。次は「利休好みの庭」といわれる「名勝庭園」。

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 中国・廬山を模しているそうだ。庭園を愛でながら、緋毛氈に茶と菓子のおもてなし。振り向けば長谷川等伯・久蔵親子作の障壁画。こちらはレプリカ、本物は収納庫に保管されている。さあ、本物を見に行こう。

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 さすがに収納庫内は撮影禁止。その代わりこの障壁画をバックに福山雅治がCMしているビールのポスターを発見。CGで合成してるんだけどね。

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  この後、皆で食堂に集まり朝食。時は8時を過ぎていた。