仏閣
またバスに乗り、今度は「きぬかけの路」方面へ。 「きぬかけの路」 平成3年、公募により名付けられた「金閣寺」から「御室」方面に至る道のり。 何だ、新しい名称なのか。新しいといっても20年前だけど。 先ずは「石庭」で有名な「龍安寺」へ。(上記の写…
「富士の高嶺に降る雪も/ 京都先斗町に降る雪も/ 雪に変わりはないじゃなし/ 溶けて流れりゃ みな同じ」 by 『お座敷小唄』。 古都京都のもう一つのキーワードは「レトロ」。タイトルバックは赤レンガの「みずほ銀行」。あちこちにレトロな建物が並んでいる…
「鴨の河原の水やせて/ 咽ぶ瀬音に鐘の声/ 枯れた柳に秋風が/ 泣くよ今宵も 夜もすがら/ 祇園恋しや たらりの帯よ」 by 『祇園小唄』。 円山公園を通り抜け、「八坂神社」へ。八坂神社はいつも賑やか。 神前結婚式を終えたばかりのカップル。 朝から屋台がい…
2日目のお宿も「宿坊」です。浄土宗総本山「知恩院・和順会館」。シティーホテルのような近代的な会館で、ちっとも宿坊らしくない。僧侶のフロントマンじゃないし。朝のお勤めも義務ではないようだし。 ここで同行者と合流。朝6時半「晨朝法要(じんじょう…
京阪本線「深草」駅から終点「出町柳」駅下車。市バスに乗り換え「上七軒」。目指すは「千本釈迦堂・大報恩寺」。 ここには美しすぎる「六観音」とくに「如意輪観音」の色香に惑わせれ、計画の一つに入れていた。哀しくも美しい「おかめさん物語」の寺でもあ…
そして、電車に乗って今回の旅の一番の目的「石峰寺」へ「若冲の五百羅漢」に会いに行く。京阪本線「深草」駅下車、徒歩五分。「伏見稲荷」の次の駅。 長〜い石段を登りチャイニーズな門を潜り抜けると、そこは若冲ワールド! 石峰寺 百丈山(ひゃくじょうざ…
「智積院」に続いて「蓮華王院・三十三間堂」(天台宗)。洛陽三十三観音霊場第十七番。一度来たことがあるのだが、歩いていけるし、も一度見たい。やはりあの数には圧倒される。 (タイトルの写真は「東大門」) 日本唯一の千体観音堂 正式には蓮華王院(国宝…
「智慧を積み 徳をみがくの 寺ならば この世を照らす 法の灯」 6時に起きた。が、集合時間に間に合わず。5分ほど遅れて集合場所であるロビーに行ったら「ちょうど今、出て行きましたよ」と言われ、早朝の境内を走り、石段を登るご一行に追いついた。よかっ…
「そうだ、京都に行こう!」一通のメールが送られてきた。京都? 久しく旅行してないな。「そうか、京都に行こう!」と決めたのが4日前。宿の手配は姉がしてくれるというので、こちらはルンルン気分でガイドブックとにらめっこ。紅葉シーズンも終わったと、…
先ほどの道を戻り、両郡橋を渡り、再び国道19号線を走ること十数分、「荒神堂入り口」の案内板のある村山の信号を左折、もう一つの案内板を左折すると真正面に浄土宗「子安山 三宝寺 荒神堂」があります。 その名の通り、安産・子育・厄除けなどの御守護が…
十一月七日、立冬。 日本には「清水寺」(きよみずでら・せいすいじ)という名の寺が十数か所あるそうだ。その中の一つ信州信濃の保科「清水寺」(せいすいじ)。雨上がりの紅葉も乙なもの、とフト思い立ち、久しぶりに詣でることにした。 この寺は「ボタンの寺…
はるばると くもいにちかき やまにくる おさなごころに ちちぞこいしき 石堂丸 刈萱上人(かるかやしょうにん)を知っていますか。浄瑠璃の演目にもなった刈萱上人父と子の物語。浄瑠璃は見たことがないのですが、「絵解き」という形で今でも受け継がれてい…
霧の中、ぐねぐねの山道を降りてきたわけですが、不思議と下界は晴れていました。 如意輪観音堂の看板がありましたが、どう見ても民家です。廊下の新聞入れから中をのぞきますと…… ふつうの仏間のような感じで、押し入れと床の間の間に観音様がいらっしゃい…
霧の中の山道をうねうねと100km近くは走ったでしょうか。目的地にはたどり着けず、お蕎麦も食べられず、私たち、一体何をしているのかしら……。そんなときに破れ笠のお地蔵さんが現れました。 四隅の地蔵 萬龍寺領の四隅に安置された地蔵尊で、萬龍寺を開山し…
ほどなく米子不動尊に着きました。 「軍神 上杉弾正少弼謙信公念持仏不動明王の力みなぎるパワースポット認定寺院」。認定って、何? 左の壁に「毘」と書いてあります。 須坂市観光協会の案内の抜粋。 奈良時代に行基によって開山された古刹。平安時代に弘法…
「十三仏参り」について 初七日から三十三回忌に至るまで、十三回の追善供養には、それぞれ諸仏、諸菩薩さまがお守り本尊として見守っておられます。そのお導きをいただいて真の成仏を願うのが「十三仏参り」であるといわれています。 北信濃十三仏霊場 長野…
冥界の主神、閻魔大王(えんまだいおう)と、三途の川岸で亡者の衣類を剥ぎ取り罪の重さを計る奪衣婆(だつえば)。閻魔大王と共に審判を受け持つ十王たち。 「地蔵と閻魔は一(いつ)」と言われるように、閻魔大王は地蔵菩薩の化身であり、共に本地は阿弥陀…
冥界の主神、閻魔大王(えんまだいおう)と、その妹で、三途の川岸で亡者の衣類を剥ぎ取り、罪の重さを計る奪衣婆(だつえば)。閻魔大王と共に審判を受け持つ十王たち。 「地蔵と閻魔は一(いつ)」と言われるように、閻魔大王は地蔵菩薩の化身であり、共に…
これまでにご紹介した閻魔と奪衣婆、十王をまとめてみました。 小諸市・布引山釈尊寺 長野市豊野の宝蔵院 この奪衣婆、猫…だよね…。 伊那市西箕輪の仲仙寺 ウキッ?! 奪衣婆…だよね…。 戸倉上山田 石仏だと愛らしいかも。 上田市・信濃国分寺 上田市・別所…
今回は閻魔を詣でると題したのでお隣の町、篠ノ井の典厩寺に向かう。川中島合戦で討死した武田信玄の弟、武田典厩信繁を祀った寺である。ここには日本一大きな閻魔大王像がある。 閻魔様のお腹には阿弥陀如来様が居られる。 王冠(?)には化仏が数体。 もち…
大湯薬師堂 境内に十王尊堂があります。 チチのタテジワ 満願寺 ハリのある巨乳の奪衣婆。
お地蔵様はいつでもどこでも子供たちの味方である。 「一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため。三つ積んでは…。」 親より早く死んだ子供はどんな事情であれ、まず賽の河原に向かう。赤子や幼児に何の罪があるというのか。それは親より早く逝くという「…
「はるばると 登り向かえば 仲仙寺 いつも絶えせぬ 松風の音」 伊那市西箕輪の仲仙寺。こちらのご本尊は六十年に一度の御開帳。次回は2032年の予定。と言われてもそんなに待てやしない。とりあえず写真だけ。 観音堂 仁王門、山門、十王堂、地蔵堂、観音堂、…
「望月の 御牧の駒は 寒からじ 布引山の 北と思えば」 「牛に引かれて善光寺参り」という言葉を知っていますか? ゴールは長野の善光寺だけど、スタート地点はどこかしら? それがここ、小諸の布引山釈尊寺(布引観音)です。不信心な老婆が白布を晒している…
北信濃十三仏の掛け軸がかかっていたけど……文殊様はどこ? 文殊菩薩 正しい知慧と、正しい勇気と、正しい行動をお導き下さる仏さまです 。
ご本尊は九体の阿弥陀如来「九品仏(くほんぶつ)」ですが、火事で救い出されたのは一体だけで、すすで黒くなってしまいました。こちらは収蔵庫に保管されています。鍵をあけて見せていただきました。 焼けてしまった八体の仏様は、新たに京都の仏師に作って…
阿閦如来がご本尊のお寺はめずらしいですよね。ご住職が「これも何かのご縁だから」とお経をあげてくださいました。ありがたや、ありがたや。 阿閦如来 どんな煩悩や苦しみにも、動揺しない境地にお導き下さる仏さまです。
勢至菩薩は阿弥陀如来の脇侍です。 勢至菩薩 観音さまが慈悲をもってお救いになられるのにたいして、知慧をもって済度下さる仏さまです。
煌びやかな厨子に、光り輝く観音様。 観世音菩薩 人間の心のいたみや歪みを観じとられて、その人、相応にお救い下さる仏さまです。