仏閣

目黒不動狛犬コレクション

境内が広いこともありますが、狛犬があちこちにいます。獅子っぽいのも犬っぽいのも。 山門の前にいます。 頑丈そうな前足。 階段下の灯篭の前。やさしそうな犬ですね。 子犬をあやしています。 しっぽがくるんくるん。 独鈷の滝の裏、前不動堂のわんこ。 か…

目黒不動尊

目黒不動尊 目黒不動尊は、天台宗の瀧泉寺(りゅうせんじ)というお寺で、山号は泰叡山(たいえいざん)、不動明王がご本尊です。 開基は808年(平安時代)。慈覚大師・円仁が故郷の下野国(栃木県)から比叡山の伝教大師・最澄のもとへ向かう途中、目黒の地…

目黒の安養院

次は目黒の安養院です。但唱の弟子の長音が再興した寺で、かつては浄発願寺の末寺でした。 東急目黒線不動前駅の商店街を抜けると広い桜並木がありました。 オリエンタル生乃カレーの東京支社。天台宗東京教区>臥龍山能仁寺 安養院 当山は臥龍山安養院能仁…

如来寺に桜を見にいく

桜の季節になったので、再び如来寺にいきました。 五智如来、大井の大佛(おおぼとけ)です。先日は拝観時間が過ぎていて駆け足で回ったので、今日はおひとりずつ丁寧に見ていきます。 薬師如来 寶生如来 大日如来 釈迦如来 阿弥陀如来 桜と但唱地蔵 鼻なお…

上野の桜と清水観音堂

東叡山寛永寺 清水観音堂 寛永寺開山の天海大僧正によって寛永8年に創建されました。 なぜ上野のお山に懸崖造りの清水観音堂なのでしょう? 天海大僧正は寛永2年、京都の鬼門を守る比叡山延暦寺を真似て、江戸城の鬼門である上野忍岡に寛永寺を開山しました…

浄発願寺奥の院

弾誓の開いた浄発願寺は、いまは「奥の院」と呼ばれています。徳川家康より与えられた16万5000坪に堂宇が建ち、仏像を刻む修行の岩屋もある、木食僧たちの本山でした。相模には弘法伝説があり、その名の温泉もありますが、里の村人たちに敬愛されていた木食…

一之沢の浄発願寺

相模の丹沢大山の東の一之澤、紫の雲がたなびくところに弾誓上人が開山したという浄発願寺を訪れました。小田急線伊勢原駅より日向薬師行きのバスで終点まで行き、大山の麓の里山を日向川に沿って5分ほど歩きます。梅が咲き、うぐいすが鳴いていました。 浄…

神楽坂の毘沙門さん(善國寺)

神楽坂毘沙門天 文禄4年(1595年、桃山時代)開山。寛文10年(1670年)に火事で焼失したものの、水戸光圀によって再建されたそうです。 いつも門前には花屋さんがきています。 神楽坂の真ん中なので、参拝客がひっきりなし。 虎ですね。 こちらも「阿」みた…

大井の養玉院如来寺

養玉院如来寺 お彼岸なので但唱上人のお墓参りに行ってきました。養玉院如来寺は都営浅草線馬込駅から徒歩10分の住宅街の中にあります。下谷(台東区)の養玉院と高輪(港区)の如来寺が合併したもので、現在は西大井の地にあります。如来寺は寛永12年(1635…

上野の寛永寺

東叡山寛永寺 天台宗関東総本山である寛永寺は、寛永2年(1625)、二代将軍の秀忠に上野の土地を寄進され、慈眼大師天海大僧正(じげんだいしてんかいだいそうじょう)によって創建されました。ご本尊は薬師如来です。 京都御所の鬼門を守る比叡山延暦寺にな…

芝の増上寺

浄土宗大本山増上寺 浄土宗の七大本山の一つ。正式名称は三縁山広度院増上寺(さんえんざんこうどいんぞうじょうじ)。明徳四年(1393年)、浄土宗第八祖酉誉聖聰(ゆうよしょうそう)上人によって開かれました。場所は武蔵国豊島郷貝塚、現在の千代田区平河…

浅草寺

聖観音御姿。

京の冬の旅「広隆寺」

京都は太秦「広隆寺」に行ってきました。もちろんお目当ては誰もが知っている国宝第一号「弥勒菩薩半跏思惟像」。 睨みを利かせたカッコイイ仁王さまの門を潜り、講堂、太子堂、地蔵堂と回りいよいよ霊宝館へ。 とその前に、ここでは正面からお堂の写真を撮…

京の冬の旅「五位山 法金剛院」

京都十三仏霊場のひとつ、右京区花園の「五位山 法金剛院」。花の寺として知られ、とりわけ蓮の名所として関西花の寺第十三番にもなっている。京都では数少ない律宗寺院の別格本山である。 私が会いたかったのは御本尊ではなく、四臂の十一面観音。お姿には…

京都の二つの蓮華寺(2) 三宅の蓮華寺

京都には蓮華寺が二つあります。すでに訪れた右京区の御室の蓮華寺には但唱の五智如来像があります。もう一つの左京区の三宅の蓮華寺は、紅葉が有名だということで季節外れではありますが、山号が「帰命山」であることと石仏群があることから、「もしかして…

京の宿坊に泊まる(2)「長樂寺・游行庵」

京都祇園の一角に「長樂寺宿坊・遊行庵」がある。八坂神社のある東大路通り沿いの一等地。5階建てのビルで1階は「なでしこ」という名の趣味のお店、兼フロントとなっている。本堂はここから円山公園を抜け、東山を背後に従えた1200年の歴史を持つ「長樂寺」…

京都の二つの蓮華寺(1) 御室の蓮華寺

蓮華寺(右京区) 12月の京都行でもおじゃました御室の五智山蓮華寺を再訪しました(前回の記事はこちら)。『徒然草』でときどき笑い話の中に出てくる御室の仁和寺の隣にある小さなお寺です。この前は五智如来像にばかり気をとられて、後ろの列をよく見なか…

京の宿坊に泊まる (1)「妙心寺・花園会館」

今日の宿坊は「妙心寺・花園会館」。JR花園駅から数分、誇らしげにそびえ立つのは妙心寺の案内板。 チェックインを済ませ、お部屋に案内される。 掃除の行き届いた綺麗な和室10畳間。今回は「〜京の冬の旅〜妙心寺特別拝観券付き宿泊プラン」を選択。精進料…

鏝絵(こてえ)

前回の世尊院で思い出した。「鏝絵」の頁を作りたかったんだ。 波乗りうさぎ(長野市・世尊院) ズッコケうさぎ(同上) 「鏝絵のおこり」 鏝絵が世に知られるようになったのは、伊豆の長八(1815−1890)の業績であるという。長八は静岡県賀茂郡松崎に生まれ…

長野灯明まつり 2014「善光寺」

2月8日から16日まで長野市善光寺周辺で「第11回長野灯明まつり」が行われました。今回のテーマは「祈灯(いのりび) 〜NAGANOで願う平和の輪〜」です。善光寺本堂をはじめ、山門、仁王門などをライトアップし、公募で選ばれた切り絵を貼った「灯り絵常夜灯」…

長野灯明まつり 2014「世尊院」

善光寺宿坊のひとつ「世尊院」。特別な日だけ開帳される「釈迦涅槃像」と善光寺七福神のひとつ「毘沙門天」の院です。 インド東部のブッダガヤーの菩提樹の下で悟りを開き、四十余年後、自身の死を受け入れクシナガラの沙羅双樹の根元を寝所に、涅槃へと至っ…

カッコイイ金剛力士・仁王尊

ライトアップされた「善光寺」仁王門 一部で信州一カッコイイと言われる、信州新町「長勝寺」 松本「牛伏寺」 落とし物ですよ。千曲「智識寺」 長野「長谷寺」 旧中条村(現・長野市)「正法寺」 炭化しちゃってる。長野「蓮台寺」 小川村「高山寺」 安曇野…

初観音 松代 寺巡り(3)「蟲歌観音堂」

信濃三十三観音霊場の一つである「蟲歌観音堂」に向かう。懸崖造りのお堂と観音様の石仏群があるんだ。3度目かな。 ピラミッド説のある「皆神山」の近くです。 仁王門を潜り、石段を登る。やはり町中より雪が残っている。 着きました。懸崖造りの「蟲歌観音…

初観音 松代 寺巡り(2)

真田十万石の城下町、松代。ちょっと歩くだけでいろんな発見がある。 「梅扇院」の隣、自然木で作られた鳥居。お稲荷さんが祀られていた。 その社に掲げられていた額。ん〜、読めない。果たしてこれは字だろうか。 「真勝寺」の屋根には六文銭。三途の川を渡…

初観音 松代 寺巡り(1) 「梅扇院」

一月十八日、初観音。今日は何処の観音様に会いに行こうか。と地図を見ていたら松代の「梅扇院」11時から法要と書かれている。すでに11時。それから用意して行ったので法要には間に合わなかったが、まだ開いていて初めて間近に拝むことができた。今までは扉…

信州 小布施 雁田山 浄光寺

一月八日、初薬師。信州 小布施の雁田山 浄光寺。 「迎春 明けましておめでとうございます」 まだ、松の内。正月飾りがしてあった。 久しぶりに来てみたら、ここにもハート形の絵馬が。 他にも今までになかった、数々の御利益が増えている。がん封じだけじゃ…

信州善光寺 初詣

「遠くとも 一度は詣れ 善光寺 救け給うぞ 弥陀の誓願」「身は此処に 心は信濃の善光寺 導きたまう 弥陀の浄土へ」 善光寺御詠歌 初詣はやっぱり善光寺さん。長野県民は親しみを込めて「善光寺さん」と呼ぶ。 午年だけど、善光寺さんには牛。この牛のおなか…

信州善光寺 初詣(2)「白蓮坊」

全国には443もの「一光三尊阿弥陀如来善光寺仏」があり、「善光寺」を正式寺名とする寺院が119ヵ寺ある。しかも「西国・坂東・秩父の観音霊場」番外札所でもある。遠く離れた霊場の締めが善光寺とは。 信州信濃の善光寺には39の宿坊が並ぶ。その中の…

そうか、京都に行こう。3日目 (7)「御室 仁和寺」

京都の旅、最後の寺になってしまいました。世界遺産「旧御室御所 仁和寺」。 「旧御室御所 仁和寺」 宇多天皇が仁和4年(888)に創建。御室御所とも呼ばれた。本尊の阿弥陀三尊を安置する金堂は、京都御所の紫宸殿を移築した優美な建物で国宝。宸殿では白川砂…

そうか、京都に行こう。 3日目 (6)「蓮華寺」

「龍安寺」と「仁和寺」という世界遺産の間で、隠れ蓑を被っている寺「五智山 蓮華寺」(真言宗御室派 別格本山)。そこいらのガイドブックにゃ載ってないマイナーな寺だけど、私たちの京都の旅、第一の目的であったりする。(私の第一の目的は伏見の「石峰寺…