京の宿坊に泊まる (1)「妙心寺・花園会館」

今日の宿坊は「妙心寺・花園会館」。JR花園駅から数分、誇らしげにそびえ立つのは妙心寺の案内板。

チェックインを済ませ、お部屋に案内される。


掃除の行き届いた綺麗な和室10畳間。今回は「〜京の冬の旅〜妙心寺特別拝観券付き宿泊プラン」を選択。精進料理のお夕食、朝食付き。一ヶ所¥600の妙心寺内塔頭拝観券3枚、花園会館20周年記念の手拭い、亀と蟹の半手拭い付きで¥10,500。ここで同行者と待ち合わせ。

精進料理のお夕食は館内にある食事処「花ごころ」。


久しぶりの再会に一献、そしてお楽しみの精進料理。和紙の鍋には湯葉・生麩・蒟蒻麺・野菜など、前菜小鉢には生湯葉の刺身、胡麻豆腐、昆布とお揚げさんの炊いたん、花蓮根・胡桃・赤蒟蒻・麩饅頭、がんもどきの桜麩添え、ここに野菜天ぷら、炊き込みご飯、赤だしの味噌汁手毬麩入り、漬物と蕨餅のデザートと満喫しました。


ドングリ帽子の"おこみん"も大満足。

何と、大浴場の中庭に石仏群発見!これは達磨さん、こっちは考え込んでる羅漢さん、あれはお不動さんかなぁと湯気でくもっている窓にお湯をかけながらワクワクしているのに、同行者は唯の石にしか見えないという。明日カメラ持って朝風呂してやる!

[京都][仏閣]「花園会館」2日目。

昨夜遅くフロントに電話してみた。「朝のお勤めはないんですか?」と。ここではやっていないが妙心寺の仏殿で外からだけど見ることはできますよ。との答え。夜が明けつつある寒い参道をダウンコートを着込み仏殿に向かった。


朝焼けの妙心寺。ん〜、2月の朝は寒い!


寒空の下、読経が響き渡る。鉄網越しに参加させてもらう。時折、地元の人なのか、手を合わせ一礼し去って行く。


そしてロウソクの火は消され、一つの椅子だけが残った。

しばし、妙心寺内を散策。広い、広すぎる。七堂伽藍を中心に46もの塔頭が建っている。有名なのはやはり法堂の「八方にらみの雲龍図(狩野探幽の天井絵)」であろう。
そうだ、朝風呂するぞ。


ほら、一つ一つに仏さまが…、えっ、見えない? 私には見えるんだけど。


昇龍のお重の蓋を開けたら、まあ朝から豪勢だこと。鮭とだし巻き玉子が入っているので精進料理ではないみたい。早起きしたので完食。ご馳走様でした。